ASUS X200MAにDebian8をインストール

少し前(2015年4月の頭)にASUSのX200MAという低価格ノートPCを購入しました。
こいつにLinuxをいれてやっと使えるようなってきたのでその手順など報告したいと思います。

導入したLinuxディストリビューションは4月25日に出たてほやほやのDebian8!
DebianはRaspberry Piで使ってるRaspbianの元になってるディストリなので親近感がわきます。
ウィンドウマネージャは軽さを求めてLXDEです。Winのユーザーインターフェースとまぁ似てるし。
ちょっと苦労したWiFiもそれなりに速度が出てて(1Mbps程度)快適です。
お安いモバイル開発環境が欲しい人にはおすすめです。

だいぶボリュームが出てしまったので今回はインストールまで。
次回でこまごました初期設定とWiFiの設定を書く予定です。

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【参考URL】

Asus X200M – The Perfect Linux, Ubuntu, or Xubuntu Utility Laptop
ASUS X200MAにUbuntu14をインストール

購入動機

最近業務量が半端なく増えてしまって、疲れたよパトラッシュ…な状態だったりします。
本当はやりたいことが山ほどあるのに「なんもできんっ!!」とフラストレーションがたまりまくってました。
そんで大体は大型連休に溜まってたやりたいことに手を付けるのですが、普段がそんな状態だと奥様もフラストレーションが溜まってるわけで、自分のことにかまけてるとプライベートがぎすぎすしたりするわけです。

そこで注目したのが通勤時間。
往復の通勤時間のうち1時間は座っていられます。
モバイルPCがあればパソコン使う作業はできるんじゃね?
うーん、ちょうどWebアプリの開発にも手を出したかったしなぁ。
というわけで安直に「金で解決」を図ります。
まぁ大人なのでこれぐらいは許してもらえるでしょう。

さぁて、何がいいかなっ♪
一転ワクワクしながら調べたら、開発環境が簡単に構築できるのはどうもMacらすぃ。
ラズパイのサイトを作っている人にマカーが多い理由はこれかっ!(え、みんな知ってた?)
サーバー運用するだけでもWinでは色々苦労してるもんなぁ
というわけでマック童○を卒業するべくあぽーすとあを訪れます。

新しいMacBook
148,800(税別)から

っっ!!
洗練されたページに美しい画像と容赦ない値段が躍ります。
くっ、ここは俺のいる場所じゃねぇ。
もう来ねぇよ、うわぁぁん!と走って逃げた先がASUSでした。
はい、台湾系です。落ち着きます。
価格.comでも3番人気だったX200MAに目をつけます。
お値段なんと34,300円(税込・送料無料・当時)

完璧超人でクールビューティーな感じのMacとはえらい違いです。
え?見た目がチープ? いいじゃないですか、気軽に持ち出せて。
環境構築が大変? 大丈夫、ツンデレなだけです。むしろ好きです。
スペック? なにそれ美味しいの?

ということでまとめると
メインヒロインより幼馴染キャラが好き
外観やスペックはそこそこでいいから、気楽に持ち運べる小さくて軽くてバッテリーが長持ちするとにかく安いLinuxノートが欲しいっ!!というのが購入動機でした。
参考URLに挙げたサイトで少なくともUbuntuの動作確認が取れてるのも大きな後押しになってます。

まだ使って間もないですが、値段以上の買い物だったと思ってます。
まぁ安っぽさは拭えませんが。
あと手がかかるのも事実なのでブルジョアジーな人はあぽーすとあへどうぞ。

ASUS X200MA商品仕様

ノートPCにありがちな奇抜な構成も無く素直な感じが好感度高し。
ACアダプタが小さいのも嬉しい。

私が購入したのはWindows8.1 with Bing搭載モデル(X200MA-B)ですが、これはいわゆる廉価版でマイナーチェンジ前のX200MA-KXに対してHDD容量が減り(500GB←750GB)、OS仕様もDOWN(もとは普通のWin8.1)してます。
HDDをそんなに使う予定はないし、OSは端から入れ替えるつもりなので安いBingモデルを購入してます。色は白。

主な仕様(X200MA-B)

CPU Intel Celeron N2830 Dual Core 2.16GHz
メモリ 4GB
ディスク HDD 500GB
ディスプレイ 11.6″ ワイドTFT(1366×768)
タッチスクリーンは無し
サイズ 302mm×200mm×26~30.4mm(ほぼA4用紙サイズ)
質量 約1.2kg
バッテリ駆動時間 7.1時間 (Windowsの場合)
外部端子 USB3.0x1、USB2.0x2、HDMI、VGA
カードリーダ SDXC、SDHC、SD、マルチメディアカード
黒 / 白 / ブルー / ホットピンク
その他 電源アダプタが小さくて軽い!

詳細はメーカーページへ

あと、口コミを読む限りASUSのサポートはそれなりっぽいです。
今の自作機の前もASUSのノート使ってたけどサポート受けたことが無いので本当のところは分からない。
プリインストールのOS以外はサポート外だしまあいいか。

インストールの準備

インストール前に色々と準備をします。
なお今回のインストールではデュアルブートはやりません
やっても大抵どっちかのOSしか立ち上げなくなるし、昔やったときはHDDがぶっ壊れたりと嫌な思い出しかないので。というわけでLinux一本でいきます。

ディストリビューションの選択理由は、まずRaspberry Piで親しんだDebian系を選択。
はじめはUbuntu15.04を入れようかと思ってたら、LTS(5年間の長期サポート版)じゃないじゃん。ってなって、数日後にDebianの最新安定版(サポート期間は約3年)がでると知ってそっちに切り替えました。

ここから暫くX200MAのWindowsでの作業が続きます。

バックアップ作成

X200MAにはリカバリディスクなんてものはついてきません。
なので自分でまず初期状態のバックアップを取ります。
バックアップの手順は以下のページが分かりやすかったです。
ASUS X200MA リカバリーメディア作成

残念ながらX200MA-Bには上記ページで紹介されているバックアップアプリが入っていないようで、ASUS公式サポートページからダウンロードする必要があります。
サポートページ
そしてこれがまた見つけにくい!

サポートページの検索窓に「X200MA」で検索
→ヒットしたX200MAの下にある「ドライバーとツール」をクリック
→OS選択のプルダウンから「Windows 8.1 64bit」を選択
→ファイルが見つかりませんでしたと表示されますが罠です。無視してください。
→下のほうへいって「ユーティリティ」をクリック
→上のほうにある「ASUS Backtracker」が目当てのアプリです。
→ダウンロード元の「グローバル」をクリックでダウンロード可能

あと、バックアップには16GB以上のUSBメモリが必要です。あらかじめ準備しましょう。
私は持ってなかったですが、USB接続のカードリーダー+SDカードで代替できました。
試してみるもんです。
(PC標準のカードリーダーではいけるんだろうか?)

Windowsの高速起動を停止

この後BIOS画面に入るのに、Windowsの高速起動を停止しておく必要があります。
コントロールパネルの「システムとセキュリティ」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作の変更」へ進み、「現在利用可能でない設定を変更します」をクリック→「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して保存します。

インストールメディアの作成

公開されているDebianのインストールCDイメージから起動可能なUSBメモリを作成します。
まず、CDイメージをダウンロード。
ダウンロードページ
インストールイメージのダウンロードと見出しのある項目の下側にダウンロード用のリンクがあ
ります。
持ってくるのは「64 ビットPC netinst iso」です。

保存したら、起動用USBメディアとしてUSBディスクへ書き込みます。
USBディスクの容量は512MBあれば十分です。
書き込みには「Universal USB Installer」を使います。
Universal USB Installer本家
上記ページの途中にある「DOWNLOAD UII」のリンクからダウンロードできます。
このソフトはインストールしません。ダウンロードしたexeファイルをそのまま実行して使います。

インストールイメージを書き込むUSBメディアをPCに接続してからダウンロードしたファイルを立ち上げます。

初めに承諾書の画面になるので、I Agreeボタンで先に進むと以下の画面になります。
Universal USB Installer設定前の状態

Step1はドロップダウンリストからDebian Netinstを選択。
Step2は右のBrowseボタンで先ほど先にダウンロードしたインストールイメージを選択します。
Step3で書き込み先のUSBメディアのドライブを選択します。横のFormat~にチェックを入れると書き込み前にフォーマットしてくれます。
設定出来た状態はこんな感じ↓↓
Universal USB Installer設定後の状態

Createボタンを押すとこれからどんな操作がされるかの説明が表示されるので「はい」で書き込み実行。(いいえでキャンセルできます)
処理が終わるまで暫く待ちます。終わったらCloseボタンで閉じてしまって構いません。

BIOS設定

インストール前にX200MAのBIOSの設定を変更します。
ちなみにBIOSはOSが立ち上がる前にPCを操作してくれてるソフトです。基板上のROMに入ってます。

まず、作成したインストール用USBメディアをUSBポートに差しておきます。
USB3.0のほうを使うとアクセスが早くていい感じ。
USB2.0のポートでも問題ないのであんま気にしないでもいいです。

また、WiFiはインストール時に認識できないので有線LANケーブルも繋いでおいてください。

電源投入直後にF2キー連打(押しっぱなしでOK)
Windowsが立ち上がったら失敗です。シャットダウン→起動ではなく、再起動でやるとうまくいくようです。

うまくいくとこんな画面になります。
bios画面
ディスプレイを写真に取ってるので暫く汚い画像が続きます。申し訳ない。
さて、このBIOSからFast BootとSecure Bootを無効にし、USBから立ち上がるよう設定します。

操作法は右のほうに書いてますが、主な操作は以下。
→←キーでタブを移動
↑↓キーで項目移動
Enterキーで選択
ESCキーで戻る
F10キーで保存&終了

Fast Boot無効化

Fast Bootの項目はBootタブにあります。
→キーでBootタブへ移動して、一番上の項目です。
反転させてエンターキーを押すとEnableとDisableを選択できるのでDisableを選んでエンター
Fast Boot無効化状態

Secure Boot無効化

Securityタブに移動します。
一番下のSecure Boot menuを選択してエンター
Secure Boot menu選択状態

Secure Bootの設定画面になるので、Secure Bootを選択してEnter→Disableを選択してEnter
Secure Boot無効化状態

USBから起動するようにする

最後にインストールディスクから起動できるようUSBから起動するよう設定します。
Bootタブに戻ってBoot Option Prioritiesの項目を見ます。
Boot Option #1を選択してエンターを押します。(画像では既にdebianになってますが、初期はここが確かWindows8になってます)
Secure Boot無効化状態

エンターを押すと#1(つまり一番最初)に起動される項目を選べるので、起動用USBデバイスを選択します。デバイス名は各人の使ってるデバイス名になりますがWindowsの他に選択肢はそれしかないので分かるはず。(画像はdebianになってます)
初期起動メディア選択

これでBoot Optionの#1と#2が入れ替わるはずです。
細かいところは多少違いがあるかもしれませんが、USBデバイスが#1になってればOKです。
この状態でF10キーでセーブ&終了するとUSBからインストーラが立ち上がります。

Debian8 インストール

無事USBから立ち上がったらさっそくインストールします。本日のメインディッシュです。
Installを選択してEnter。(これ以降、矢印キーで選択してEnterで実行です。)
Debianインストーラ起動とInstallを選択

言語選択

おとなしく日本語を選択しておきます。
言語選択画面

ロケーション選択

日本を選択。海外に住んでる場合は住んでる地域を選択。
ロケーション選択画面

キーボード設定

日本語を選択。(これで今のところうまく機能してる。)
キーボード設定画面

WiFiドライバが無いためにでる警告

この辺でいきなり英語でなにやら聞かれますが慌てない。
X200MA用のWiFiドライバーはインストール時点で見つからないので、USBディスク上を探すか?と聞かれます
見つからないと言われるのは以下2つ。
rtlwifi/rt8188efw.bin
rtl_nic/rtl8402-1.fw
これらWiFiドライバーはインストール後に別途入れるので、今は両方ともいいえを選択して先に進みます。

ホスト名の入力

このコンピュータに付けるネットワーク上の名前です。分かりやすい名前を付けておきます。
おすすめは機種名x200maです。
ホスト名入力画面

ドメイン名の入力

ここは空欄で大丈夫。
そのままエンターで次に進みます。
ドメイン名入力画面

rootパスワードの入力

管理者アカウントrootのパスを入力
長めにして英数記号、大文字小文字を混ぜるのがおすすめ
rootパスワード入力画面
覚えやすくて推測しにくいパスワードの作り方もそのうち紹介します。

rootパスワードの再入力

先ほど入力したパスワードを再度入力します。
画像は割愛

初期ユーザー フルネーム入力

英字で初期ユーザーのフルネームを入力します。
偽名でもペンネームでもハンドルネームでも別に文句は言われません。
フルネーム入力画面

初期ユーザー アカウント名入力

さっきのフルネームから勝手に入力されてます。
好きに変更してください。
アカウント名入力画面

初期ユーザー パスワード入力

ユーザーアカウントのパスワードを入力します
ユーザーパスワード入力画面

初期ユーザー パスワード再入力

ユーザーパスワードを再入力します。画像は割愛。

ディスクのパーティション設定

「ガイド – ディスク全体を使う」を選択。
もちろん他の方法を選択しても構いませんが、ここでは説明しません。
パーティション設定選択画面

ディスクの選択

パーティション分けするディスクの選択
画像は実機の写真ではないので選択肢が1つだけですが、
実際はUSBディスクも認識されてて選択肢は2つになってるはず。
HDDが選択されているのを確認してENTER
ディスク選択画面

分割方法の選択

「すべてのファイルを1つのパーティションに」を選択。
初心者ユーザーなので推奨された通りにしときます。
初心者じゃない人はご自由にどうぞ。
分割方法選択画面

パーティション設定確認

パーティション設定の確認です。
「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を選択。
ちなみに画像のパーティショニング内容は実機と異なりますが気にしないでください。
パーティショニング確認画面

ディスクへの書き込み 最終確認

これ以降はHDDへの書き込みが実行されるため、リカバリメディアでしか元に戻れなくなります。
覚悟を決めて「はい」を選択
ディスク書き込み最終確認画面

パッケージダウンロード先の選択

パッケージをダウンロードするミラーサイトの場所を選択します。
日本を選択
パッケージダウンロード先選択画面

ミラーサイトの選択

選んだ国のミラーサイト一覧が表示されます。
ftp.jp.debian.orgを選択。パッケージ内容はどこを選んでも同じ。
ミラーサイト選択画面

プロクシ設定

各自の設定に合わせてください。
特になければ空欄のままでおっけー
プロクシ設定画面

パッケージ使用統計への参加選択

使用パッケージの統計情報を開発者へ匿名で送付するかの選択。
フリーソフト開発へ利用者として協力できます。
開発者の方々へ感謝を込めて「はい」を選択。
パッケージ使用統計への参加選択画面

インストールパッケージの選択

インストールするパッケージを選択します。
↑↓キーで項目を選んでスペースキーで選択/解除ができます。
今回はLXDEをデスクトップ環境に選んだのでチェックを入れます。
私の場合はプリンタを持ってないのでプリンタサーバを外してます。
その他チェックがついてないものは、後でもインストールできるのでそのままにしておきます。
パッケージ選択画面
以上でインストールが始まるので暫く待ちます。

GRUBのインストール

以下の画面が表示されたら(実機でどうだったか忘れてしまった)、はいを選択してください。
GRUBインストール画面
次の画面でインストールするデバイスを選択する画面になりますので、HDDっぽいやつを選択して下さい。

インストール完了

無事インストールが終了すると以下の画面になるので、USBメディアを取り外してエンター
GRUBインストール画面

Debian8へようこそ

再起動後の選択画面ではそのままEnterを押してください。Debianが立ち上がります。
インストール時に設定したユーザー名とパスでログインできます。
Debian8デスクトップ画面
初期画面はだいぶすっきりした感じですが後は好みでカスタマイズ可能です
終了は右の電源マークか左下のメニューボタンからログアウトを選択して、シャットダウンで。

以上お疲れ様でした。
次回はこまごました初期設定とWiFiの設定を書きます。

2015年5月2日 作成/公開

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